平成30年 新年ご挨拶
皆様あけましておめでとうございます。
よいお年を迎えられたこととお慶び申し上げます。旧年中のご愛顧にあらためて感謝申し上げますとともに、 本年もよろしくお願い申し上げます。
本年の農業機械を取り巻く環境変化の筆頭は、日本版全地球測位システム(GPS)の本格運用が始まることでしょう。昨年10月に準天頂型人工衛星の打ち上げが成功し、国産四基体制となることから精度が一気に高まることになるのです。通常のカーナビ程度でも従来の誤差10メートル前後から数センチに向上するといわれています。これにより日本社会のいろいろなところで変革、それに伴う新商品、新産業が誕生すると大きな期待がもたれています。
中でも農業機械は最も注目を集めている分野です。いまや、IoT、無人化機械の先頭を走るのは農業機械というのが常識になりました。ロボット農機にはもう少し時間がかかるにせよ、従来、耕運・畝たて・マルチ・播種作業において二人で二日かかっていた作業が、一日一人作業で済むなどのイノベーションは今日の技術になりました。2月中旬に予定されている畑作実演会でお目にかけられると思います。そしてドローンです。今年の防除シーズンでは、県内を100台近いドローンが飛翔することになると思います。農作業の風景が大きく変わろうとしています。
私たち農業機械販売業は、提案産業になったと思っています。農業構造が変化し時代時代に合わせて、明日も農業を継続されようと決意した担い手の皆様のニーズに変化対応していこうとすると、提案産業化は必然の流れでしょう。省力化というテーマも、機械化からパワクロ、高馬力化そして無人化へ。経営テーマも、稲作の安定・品質向上から鉄コーティングなど栽培革新、そして複合経営の野菜の機械化体系などへ。需要側も変化してきました。2020年東京オリンピック・パラリンピックに見られるように農作物に標準化・企画化が求められG-GAP取得が必須となります。K-SAS(クボタスマートアグリシステム)はそのインフラになるでしょう。
わが社は本年も全社員が一丸となりまして皆様のあらゆる農業シーンをサポートしていきたいと思っております。お近くの販売店様、営業所のみならず、県内4箇所のサービスセンター・部品部・CS技術部などサービス事業部、アグリソリューション営業部、新潟農商、農業施設事業部、車両・特販事業部などの専門スタッフ部門を抱えております。新潟クボタグループの総合力を生かして皆様のお役に立ちたいと願っております。本年もよろしくお願い申し上げます。
代表取締役社長
吉田 至夫