株式会社 新潟クボタ

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平成29年 御礼

2017年12月27日|お知らせ

本年も多くの皆様から格別なるご愛顧並びにご指導を賜り、ありがたく厚く御礼申し上げます。

平成29年を振り返りますと、今年も米大統領トランプさんに振り回された年だったように思えます。国際情勢を除くと、わが国は不思議なくらい平穏で、景気も高揚感はさすがにありませんが安定的に推移したのではないでしょうか。失業率は低下し、特に新規学卒の売り手市場はさらに強まりました。若者がアベノミクスを高く評価し、自民党支持率が団塊世代より高いのもうなずけます。今や日本経済の最大の課題は人手不足といっても過言ではありません。

農業界はというと、とりわけ新潟県で顕著だったようですが、いわゆる平成30年問題に対する「不安」に際悩まされた一年だったと思います。農水省の幹部の方は、今までと何も変わらないと、火消しに懸命です。そうです。確かに変わらないのです。農業の現場がどんどん構造変化を起こし、それに農政が追いつこうとしているのが正しい言い方なのではないでしょうか。これからも農業を続けようとする方々は、むしろここに来て、腹をくくり新たな闘志を燃やし始めたように見えます。

農業、米作農業はどこに行くのか、どうあるべきなのか。実はその答えは自分自身が一番知っているのだと思います。秋ごろ、ビル・エモットの「西洋の終わり」を読みました。その中でチャーチルの言葉として、「アメリカ人は正しいことやるとつねに当てにできる。ただし、ほかの選択肢が尽きたときに」が紹介されていました。アメリカの参戦に際して述べたものでしょう。日本経済にあてはめると、人口減少など多くの深刻な課題を抱えている。財政事情から政策手段は限られ、しがらみから実行できていないものがあまりにも多い。肝心なのは実行するかどうか、ということになるのではないかと思います。

クリスマスから寒波が来て天候が悪くなってきました。どうか皆様ご自愛くださり、よいお年をお迎えになられますよう心よりお祈りし、本年の御礼とさせていただきます。

代表取締役社長
吉田 至夫

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