株式会社 新潟クボタ

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2019年御礼

2019年12月27日|お知らせ

平成から令和に切り替わった2019年もまもなく終わろうとしています。本年も多くの皆様から格別なるご指導、ご協力を賜りましたこと、改めて厚く御礼申し上げます。

2019年を振り返るとまず思い浮かぶのが、多発かつ激甚化する自然災害です。特に台風19号は東日本各地に大きな被害をもたらしました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。新潟県では何といっても夏の酷暑でしょう。この影響で今年のコシヒカリの一等米比率が大幅に低下し県を挙げて対応に追われました。

お米の検査体制の在り方の議論はさておき、これだけの猛暑が常態化すると栽培技術だけでは対処しきれないこともあろうかと思われます。高温に強い品種への切り替えなども必要になるでしょう。新之助は評判通り高温に強かったようでした。注目したいのは「虹のきらめき」という品種で、昨年わが社のNKファーム村上の結果は満足のいくものでした。推奨したい品種です。

目を転じて、2019年を10年紀、いわゆるデケイドで見ると、ベルリン壁崩壊後最も激動の10年ではなかったのではないでしょうか。私たちがアプリオリに正しと思っている自由主義、民主主義といった概念が大きく揺らいだ10年であったような気がします。

そのきっかけは2007年のiPhoneの登場と2008年のリーマンショックだったと私は思っています。情報が個人単位で、瞬時にかつ増幅されながら世界中を駆け回る。リーマンショックこそ世界恐慌や日本のバブル崩壊の学習から当面の対処には成功したものの、潜在成長率の低下や貧富の拡大によりポピュリズムの台頭をもたらしていった。民主主義の母国といわれるイギリスのブレグジットや、アメリカのトランプ大統領の登場は象徴的でした。1930年代と似ているといわれる所以です。1930年代は結局19405月のヒトラーベルギー侵攻から第二次世界大戦へとつながってしまったのですが、現代の人類が学習により英知を進歩させていることを望みたいものです。

話が長くなりました。本年のご愛顧に感謝申し上げますとともに、皆様がよいお年をお迎えくださいますことをお祈りし、年末の御礼のご挨拶とさせていただきます。

株式会社新潟クボタ 代表取締役社長 吉田至夫

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