次の世代、
そしてその先の100年へと
希望をつなぎ、
よりよい地域農業の未来を
実現するために

新潟クボタは2024年(令和6年)2月16日に
創立60周年を迎えることができました。
1964年(昭和39年)の創業以来、
日本農業を発展させる使命のもと、
新潟の農家様と共に歩み続けてきました。
この近年は農業における技術革新が進み、
次世代型農業が注目を集めてきました。
農家様を取り巻く環境、市場も大きく変化し、
より効率的で持続可能な農業への対応が求められています。
60周年記念誌ではこの10年余りを中心に、
変化の時代に果敢に挑戦を続けてきた新潟クボタの歩みを振り返り、
これから進む未来へつなぎます。

MESSAGE

六十年目の原点
新潟クボタの価値は
「人」にあり

新潟クボタらしく
現場と共に誠実に歩む道をこれからも

株式会社 新潟クボタ
代表取締役会長 吉田 至夫

株式会社新潟クボタは2024年(令和6年)2月に創立60周年を迎えることができました。これはひとえに多くのお客様の御厚情、御愛顧、歴代役職員、社員のおかげであると深く御礼申し上げます。

2002年(平成14年)に社長に就任して以降、私なりに時代の波に流されることなく、会社を前に進めていくことができたのではないかと感じています。私がずっと大切にしてきたのは「現場」と「インテグリティ(真摯さ、誠実さ)」という二つの言葉です。新潟クボタの基本は「現場で頑張っている人、農家の皆さんを応援する」ということだと思います。そして、常に相手に対して誠実であることも忘れてはいけません。これらの言葉や姿勢は、社員の皆さんにもこれから大切にしていっていただきたいと思っています。

経営に当たっては「革新こそ伝統である」を一つのテーマにしてきました。近年は日本の農業を取り巻く環境が激変し、閉塞感すら漂う時代になりました。それを打開するためには外需が必要であると考え、農産物の輸出にクボタグループとしていち早く取り組むことができたこと、そして新潟クボタがその先頭に立つことができたことは、会社の歴史の中でもとても大きなトピックでした。

これからの農業は、デジタル技術が進み、新たな栽培方法なども次々と出てくることでしょう。そうした新しい農法や技術を農家さんが現場で実施できる形でマッチングさせることが、いつも農家さんと共に歩んできた新潟クボタの役割であると考えています。そうした次の時代に向けて、私が想像できる範囲の種は蒔いてきました。ここから先は、次の世代の新しい経営のもと、その種を大きく花開かせていくことを期待しています。

積み重ねてきた60年の歩み。
そして、農業新時代の創造へ

株式会社 新潟クボタ
代表取締役社長 吉田 丈夫

このたび、株式会社新潟クボタは創立60周年という節目の時を迎えることができました。これもひとえにお客様や関係各所の皆様からの御愛顧、そして歴代役職員、社員のおかげであると深く御礼申し上げます。

私は2024年1月、経営のバトンを受け継ぎ、4代目の社長に就任させていただきました。農業構造が変化していくなかで、お客様が我々に求めるものも高度に、複雑になってきています。新潟クボタのこれまでを振り返ると、60年という月日を堅調に歩んでこられたのは、やはり社員が農業の現場に通い、お客様との間に信頼関係を大切に育んできてくれたからこそであると、改めて感じています。新潟クボタにとっては、こうしたお客様との関係性が最大の強みであり、その積み重ねてきたものを次につなげていくことが、私の使命のひとつであると思っています。

ここから新潟クボタは「農業新時代」を創造し、常に市場をリードしていくことを目指して歩んでまいります。農業構造は変化し、機械の自動化や無人化は想像以上のペースで加速していくことでしょう。そうした流れにいち早く対応し、お客様の期待に総合的に応えることができる新潟クボタであることが、ここから10年、20年、そして100周年へと続く道であると思っています。

この節目に、当社の新たな経営理念を「人間立社」といたしました。我々にとっても、お客様にとっても、一番の価値を生んでいるのは互いの対話の場です。これからも人と人のつながりを大切に、会社も社員と共に成長し、お客様に寄り添い歩んでいく会社であり続けたいと思います。

今後とも末永く、よろしくお願い申し上げます。

CHALLENGE

変化の先頭に立つ
新潟クボタ
挑戦の軌跡

TOPICS1

グローバル

新潟から世界へ。
新市場開拓の先頭に立つ

新潟クボタは、2011年以降、「グローバルとデジタル」を重視し、国内市場の限界を超えて海外展開を積極的に進めており、新たな成長の道を切り開いています。

TOPICS2

デジタル

IT中期計画を核にした
経営改革

2016年にクボタはIT中期計画を開始し、新潟クボタは全国販売会社で最初に新システムを導入。経営体制の時代に合った改革とISO認証の取得を実現し、大きな進化を遂げました。

TOPICS3

農業の未来

持続可能な農業を実現。
アグリソリューション
カンパニーへ

新潟県農業の進化に対応するため、新潟クボタはソリューション営業の強化とスマート農業の推進に重点を置き、変化に先駆けて対応する戦略を採っています。

新潟クボタの挑戦の軌跡を知る

PROJECT

社会貢献活動
持続可能な
社会づくりのために

1クボタeプロジェクト

2008年から始まった、食料、水、環境分野の社会課題解決を目指すクボタの社会貢献活動です。

2フードバンクへの支援

2020年から新潟県フードバンク連絡協議会を通じて、経済的困難な一人親家庭に新潟県産コシヒカリと精米機を寄付しています。

3ラグビー協賛

2023-24年シーズンにおいて、新潟クボタはダイヤモンドパートナーをつとめている。

4アルビレックス新潟を応援

2022シーズンにJ2リーグ優勝し、J1復帰を果たしたチームの躍進を支えている。

5柳都米プロジェクト

伝統を継承しさらに発展させていこうと、「柳都米プロジェクト」を立ち上げた。

社会貢献活動を知る

FUTURE

新潟クボタ
百年企業に
向かうために

市場・顧客は変化していく。
新潟クボタの未来も進化するために

企業にとってひとつの大きな節目である100周年に向かい、
これから新潟クボタが目指すもの、果たすべきものとは。

新たに刷新された「経営理念」と
10年後の新潟クボタへ向けた各部門長のメッセージとチームメンバーを紹介します。

100年企業に向けて